MEDICAL

診療紹介

  • 上部消化管外科

    上部消化管外科グループ

    上部消化管外科は主に食道および胃・十二指腸に発生する疾患に対する治療を行います。最も多いのは悪性腫瘍で、食道癌と胃癌が中心となっています。また従来、上部消化管領域に発生する悪性腫瘍は食道癌、胃癌と明確に分けられておりましたが、近年はピロリ菌の除菌治療が広まったこと、日本人の生活様式が欧米化してきたことなどに伴って食道胃接合部癌という両者の境界領域の癌が増えています。当科で先進的に行っている低侵襲手術(腹腔鏡・胸腔鏡、ロボット支援)手術を中心としてチーム一丸となって食道癌、胃癌、食道胃接合部癌に対する最良の治療を提供しております。また従来の内視鏡外科手術のみならず、ロボット支援手術も積極的に行っております。また胃GIST(消化管間質性腫瘍)の手術件数も多く、その他の良性疾患の治療も行っております。近年、食生活・生活スタイルの欧米化に伴い、日本では現在男性の30.7%、女性の21.9%が肥満であると厚生労働省から発表されています。当院では、内分泌内科と連携し、内科的治療やダイエットでの減量が難しく手術適応に当てはまる患者さんに腹腔鏡下胃スリーブ状切除術を保険適応で行っております。このように上部消化管の多くの疾患に対応できるようなスタッフを揃えて、患者さんに安心できる医療を提供できる体制を整えています。

  • 下部消化管外科

    大腸肛門外科グループ

    大腸は小腸に続いて、右の下腹から始まり、ぐるりと一周して肛門へつながります。長さは1.5~2m程の臓器で、結腸(けっちょう)と直腸(ちょくちょう)に分けられます。この領域には多彩な病気が発生します。我々が取り扱っている疾患としては、大腸がん(結腸がん・直腸がん)を中心に大腸良性腫瘍、大腸憩室症、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)、また痔瘻や痔核といった肛門疾患に対しても診療を行っております。診断から治療まで総合的に診療を行っておりますので、下部消化管疾患でお悩みの方はご相談下さい。

  • 小児外科

    小児外科グループ

    こどもの手術を行う診療科です。
    生まれつきの病気(先天奇形)をはじめとする新生児外科疾患(先天性食道閉鎖症、先天性横隔膜ヘルニア、臍帯ヘルニア、腹壁破裂、腸閉鎖症、鎖肛など)、小児消化器疾患(胆道拡張症、胆道閉鎖症、胃食道逆流症、炎症性腸疾患など)、一般小児外科疾患(鼡径ヘルニア、停留精巣、臍ヘルニア、急性虫垂炎など)、小児悪性腫瘍(神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫など)、小児救急・外傷(腹部臓器損傷など)に対応しています。
    とちぎ子ども医療センター、総合周産期母子医療センターの一員として、生まれる前からわかっている病気や、小さく生まれたことで起こってしまう病気にも、小児科や産婦人科と連携して治療を行っています。

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